波佐見焼と。@阪急西宮ガーデンズ
知らせが遅くなりましたが・・・
只今、阪急西宮ガーデンズ1階リビングダイニング売場にて
"波佐見焼、おしゃれ食卓"
と題して作品を展示させていただいております。
かわいらしい波佐見焼と合わせて
こんな感じで
更にこんな感じで、おとなりにも。
カトラリー、カッティングボード、パン皿、トレイ(プレート)、汁椀、一輪挿しや、
写真にはありませんが、カップやコップなどもございます。
約1カ月展示しておりますので、ご都合のよろしい時に、どうぞのぞいてみてくださいー。
(ぼくもときどき顔出させてもらいます。)
**
"波佐見焼、おしゃれ食卓"
[開催期間] 10月4日〜10月31日
[場所] 西宮阪急 1階リビングダイニング売り場
[営業時間] 10時〜20時
最近のことと、9月の出展について
9月になりました。
朝晩は涼しく過ごしやすい気候に、激しかったセミの大合唱は影を潜め、心地良い秋の虫の鳴き声が聞こえてきました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
(今日の夕焼け。自然の色はすごいですね。)
ところで8月は色々なことがあり、実は書きたいことがたくさんありましたが・・・
中途半端な文章がメモ帳に残ったままで、気付くと1ヶ月もブログを更新しておりませんでした。
以前書いた記事に、"変化の兆し"ということを書かせてもらいましたが、今もその渦中におります。
日々の仕事や暮らしのことと向き合う中で、次々起こる新しいモノゴトを捉えるべく、動いております。
そうそう8月は、とある会でゲストスピーカーとしてお話しをさせていただく機会もありました。
ひとつひとつ整理しながら、追々ブログに上げていこうと思います。
(新作の結木/屋久杉・・・取り外して握ることができます。)
***
さて9月の出展情報です。
☆9/2 くさの地蔵縁日 @京都・安楽寺
https://facebook.com/anrakujizou/
☆9/14 Kyoto farmers market @京都・カフェプリンツ
https://facebook.com/kyotofarmersmarket/
☆9/24 奈良オーガニックマーケット @JR奈良駅前広場
https://facebook.com/n.o.m.kodomo/
10月・11月は、百貨店(神戸・京都)での展示がメインとなるため、いつも出展させていただいております大好きなマーケットたちは少しの間お休みさせていただくことになるかも、です。
どれも素敵なイベントですので、ご都合合う日があれば、この機会にぜひぜひお越しくださいませ。
みやざき眞(じゃむんち)出展schedule〈7月末〜8月中旬迄〉
奈良オーガニックマーケットは、今週日曜日!
そして滋賀→京都と続きます。
滋賀の満月マルシェは久しぶりの出展で、琵琶湖花火大会の日。観れたら良いな〜。
夏のご縁を、楽しみましょう。
7月30日(日)奈良オーガニックマーケット@JR奈良駅前広場
9時〜13時(7月は1時間繰り上げとのこと。お早めにお越しください。)
http://itsufushi.com/nara-organic-market/
https://facebook.com/n.o.m.kodomo/
8月8日(火)満月マルシェ@滋賀・マイアミ浜オートキャンプ場
☆夏祭り企画「満月マルシェの盆踊り」
15時〜20時
http://kazuboo.jimdo.com/満月マルシェ/
https://facebook.com/mangetumarche/
8月15日(火)百万遍さんの手づくり市@京都・百万遍知恩寺(予定)
8時〜16時
天川村洞川での展示会のお知らせ
時代とともに変化する、必需品とその役割。
普遍性の高いように思える『暮らしの道具』においても、そのカタチや求められる品質・触り心地も変わってゆくことを、日々感じています。
道具はあくまで使い手が主役となるのは言うまでも無いけれど、作り手として今の時代をどう捉え、解釈してものづくりをしていくのか。
自然体でいること
扱う素材に真摯に向き合うこと
そして時には立ち止まって、心静かに見つめ直すことが、大切なように思います。
この度そんな想いを胸に、妻の故郷である天川村の奥地・洞川『book cafe ひとやすみ』にて急遽、二日間の展示をさせていただきます。
美味しい空気の中山々を背に、おひとりおひとりとゆっくりとした時間の流れを感じながら過ごせたら幸いです。
みやざき眞
"道具の行方 展"
<開催日時>
2017年7月22日(土)-23日(日)
※22日は午後~夜、23日は10時~19時頃までを予定しております。詳細時間はお問合せください。
※みやざき眞は終日在店予定ですが、出入りします。事前にご連絡いただければ居るようにします。
<会場・お問合せ先>
book cafe ひとやすみ
090-7485-1603(ハシダ ヨリコ/店主)
090-1841-6662(みやざき眞/作家)
※洞川中学校裏手、guest house一休に併設されたcafeです。洞川内に二ヶ所、案内看板アリ。
※menu...コーヒー・和紅茶・大峰山麓、森のはちみつを使った飲み物・エビスビール・日本酒「大峰山」、アマゴの燻製、他軽食あり。
http://www.nara-hitoyasumi.com/book-cafe/
※入場無料、カフェの利用のみや作品の拝覧のみも歓迎です。お気軽にお越しくださいませ。
変化の兆しと、7月の予定
いつ・どこで・どのように、自分の作品を見ていただくか。
そのためするべきことは、なにか・・・。
先日、自己演出、つまりセルフプロデュースについて、深く考える機会がありましたので、ここに記します。
嘘や誇張はしないよう、言葉や態度は慎重にと自分を戒めつつ、それでも多くの方に自分の作品を見て買って認めていただけるよう、120%の力を出せる="120%評価してもらえる"ための手段を模索し行動しておりました。
またそれがセルフプロデュースというものだと、信じて仕事に打ち込んできました。
なによりこれで、生きていくために。
最近では皆さまのお陰で、多数の受注に対応する制作能力が身につき、質も向上し、若い頃の柔軟な感性を取り戻しつつあることを実感する中で、それに呼応するようにオーダーも増え、他方からお声がけいただく機会やメディア露出のお話しもいただくようになりました。
"作品を多くの方が、求めていただけている"という実感から、徐々にではありますがようやく自分の仕事に自信が持てるようになってきました。
そんなタイミングで一旦立ち止まって、改めて自己と向き合った結果、120%の力を出そうと・見せようと、いままで頑張って背伸びしていたのは、"自信の無さの表れ"だったことに、ようやく気付きました。
自分をまず認め、客観的に評価してあげることで、100の能力をできるだけそれに近い形で見てもらうことが大切であり、はたしてそれができるひとがどれだけいるだろうと考えたとき、100で十分なんだと・それがベストなんだと・・・
セルフプロデュースとはつまり、そういうことなんだと、理解しました。
背伸びしたり強がったりしないで、そのまま・ありのままの自分でいる。たまに着飾る自分を、愛おしむ。
力を、抜く。
そんな自分を、自分の作品を、とにかく"そのまま"世の中に見てもらう。
結果として、それが最大限の評価にも繋がると同時に、成長したい・克服したい・穏やかでいたいという願いへの近道も、案外そんなところなのかもしれないなと、感じています。
シンプルだけど大きな気付きが得られたことに、感謝。
さてそんな変化を迎えつつある今のぼくの作品たちが並ぶ、出展情報です。
今週末は大好きなお寺、京都・安楽寺のツーデイズ。初日はお楽しみのムビラの祭典です。
みなさまとまたお会いできることを、楽しみにしております。
〔2017.07.01〜07.15 schedule〕
☆7月1日(土)MBANBARAMBIRA~ムビラの祭典~(Rinos Mukuwurirwa Simboti Japan live tour 2017)@京都 安楽寺
開場 13:00(マーケットタイム)
開演 17:00~20:00(ライブタイム)
参加費 前売3500円/当日4000円
(入山料 別途500円必要/15歳以下無料)
出演者:Rinos Mukuwurirwa Simboti、ニューアース他
※他出演者・出店者情報、お申込み、お問合せは以下リンク参照。
https://wwwaru.wixsite.com/simboti
★7月2日(日)くさの地蔵縁日@京都 安楽寺
開門 10:00 閉門16:30
入山料500円(お土産付き)
※出演者は以下リンク参照。
https://facebook.com/anrakujizou/
☆7月15日(土)百万遍さんの手づくり市@百万遍知恩寺(予定)
8:00~16:00
【猫のしっぽ カエルの手 2017「春 始まりの季節」再放送のおしらせ】
先日、出演させていただいたNHK Eテレの番組「猫のしっぽカエルの手」の再放送があります。
Eテレでは、本日6/7お昼過ぎです!(直前の告知ですみません。)
再放送日時と番組詳細は以下となります。
先日の放送を見逃した方はぜひ、ご覧ください〜。
***
《再放送日時》
◯2017年6月7日(水) 午後0:25~午後0:55(30分)
◯6月10日(土)午前5:30 Eテレ
◯6月10日(土)午前5:30 ワンセグ2
***
《番組詳細》
京都・大原で手作り暮らしを楽しむ、イギリス出身のベニシアさん。今回は2017年春の暮らしぶりを紹介する。山里が桜に彩られる春、ベニシアさんの楽しみは近所の散歩だ。途中で自生するヨモギを摘み、“ヨモギと黒豆のパウンドケーキ”を作る。また、手作りにこだわる若者たちが開くマーケットにも出かける。オーガニックの農産物や手作りの工芸品を見て回り、夫婦で移住してきた若い木工作家の店で夫へのプレゼントを見つける。
http://www.nhk.or.jp/venetia/past/past170604.html
***
PS☆番組内でベニシアさんがお越しになっていた「Kyoto farmers market」は、明日!
わたしたちも夫婦で、みなさまのお越しを楽しみにしております!
I hope peace!
《6/8(木) 10:00-15:00 Kyoto farmers market @cafe prinz》
必要としてくれるひとたちのこと
自分の思い通りにするために、強引に引き寄せようとすると、うまくいかないことが多々あります。
動物でも植物でもものでも思想的なことでも、対峙する相手あってのことであれば、当然ですね。調和しないと、溶け込むことはできません。
木と向き合う時も同じ。
木取りや成型をするとき、我を通し過ぎないよう、できるだけ寄り添うよう、心がける。
その"木に寄り添う" ということに特に重きを置いたものとして、『結木(ゆいぼく、ゆいもく)』という作品をつくっています。
置いて、みて、かいで、触れて、握りしめ、感じる。
それだけの木のオブジェ。
この度参加させていただいた、阪急うめだ本店"大阪のものづくり"に向け制作した結木たちは、その前の出展時に全て売り切れてしまったため、ひとつだけ、心を込めてつくって持って行きました。
その際に心に残ったエピソードをひとつ、紹介させてもらいます。
***
初日。
棚の中央にひとつ、鎮座させた結木。
たくさんの方が「なにこれ?」「きもちいいー!」「きれいですね〜。」と、笑顔で握ったり触れたりしてくれる中、ひとり真剣な眼差しで入念に握りしめる小柄な男性がいました。推定60歳台のFさん(仮名)。とても、印象的な佇まい。
二日目。
お昼過ぎにFさんが現れ、結木を握りしめる。
近くに立つぼくや他の作品には目もくれず、無言で、握っては置き、手をさすり、また握る。何度も繰り返し繰り返し・・・。
「昨日も、来ていただきましたよね?」と、声をかける。
『はい。気になって。』と一言。
一礼し、去っていく。
その日の夕方。
その結木は、他のお客様が気に入っていただき、最終日までに取りに来られるお約束をし、取り置きとなる。
三日目。
Fさんは現れ、同じように結木を握る。
裏に貼った「売約済み」の文字を見つける。
「昨日、気に入ってくれた方がおりまして、ご購入されることになったんです。」
『はい。そうですか。』
心がチクンとなる。
Fさんはその後も、見つめてはウロウロし、また見つめる。
"これ(結木)を必要としてるひとたちが、たくさんいるよ。"
友人のことばを思い出した。来年の春に、結木だけの展示会を提案してくれた友人だ。
このひとのために、つくりたい。そう、素直に思った。
しかし会期中は毎日、百貨店売場に在店しないといけなかったため、その間新たにつくるとなると、睡眠時間を削るか。いや、身体の疲労を考えると厳しいか。
でも・・・。
「もしよろしければ、ですが・・・。同じものはつくれないのですが、三日後までに、ひとつつくって持ってきます。見にきてていただけますか?」
気付くと、そう声をかけていた。
『そうですか。ありがとうございます。実物を見て、判断したいです。時間はあるので・・・。無理させてすみません。ありがとうございます。』
聞くと、電車で40分くらいかけて毎日来てくれていたとのことだった。
それから二日間、Fさんは現れなかった。
六日目。
午前中はヨメJに売り場に立ってもらう。
Fさんの握る姿をイメージし、前日帰宅後から木材を選び、木取りし、切削。完成したものと、予備として二つ、異なる雰囲気の結木計三つを仕上げて昼に持っていった。
Fさんが現れ、三つ全てを順番に、握り比べる。丁寧に、何度も、何順も。
『これ、ください。』
あの、結木だった。
「ありがとうございます。これは、木目に寄り添いながらですが、お客様の握る姿を思い出し、イメージしてつくったものなんです。」
『とても嬉しい。良いものに出逢えました。ありがとうございます。ありがとうございます。』
思わず、泣きそうになった。
最後は、お互い何度も頭を下げ、お別れをした。
その後、取り置きされていたお客様もご来店し、購入された。
"これを必要としてるひとたちが、たくさんいるよ。"
再度、友人のことばを思い出す。
幸せな仕事をいただき、ありがとうございます。
近所の神社にそう、感謝の祈りを込めて参拝し、今日も仕事に精を出す。